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弁理士試験-商標権全体に質権設定の意味 (2015.04.24)

商標権全体に質権設定の意味

質権に関して - 湘南の初学者
2015/04/21 (Tue) 19:42:35
商34条の趣旨に「質権の設定は商標権全体について設定されるので、その一部についての設定は認められない」
と記載されていますが、その一部とは、例えば、「通常実施権のみに質権は設定できない」と理解しています。

特95条の趣旨には、以上の記載は無いのですが、特、実、意でも同様と考えて宜しいのでしょうか?


Re: 質権に関して - ハッピーラング
2015/04/21 (Tue) 22:52:53
指定商品役務が複数あったとき、その一部にだけ質権を設定できないという意味ではないでしょうか?
特許権も同様に、請求項の一部だけに質権の設定はできないという意味です。

質権なら当然不履行の時にその権利は移転されることがあるわけですが、特許権は請求項毎に移転できないですし、商標権も指定商品ごとにはできないですよね(分割すれば別ですが)。
だから質権も商標権、特許権という大きな単位でしか設定できませんということです。
実用新案権、意匠権も同様に考えればいいと思います。


Re: 質権に関して - 湘南の初学者
2015/04/23 (Thu) 22:48:54
ハッピーラング様

了解です。言われてみれば当然ですね。
ありがとうございました。

【関連記事】
「通常実施権と質権」

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tag : 商標 商34条

ニュース-鳥二郎のパクリ商法は合法だと思う (2015.04.23)

鳥二郎のパクリ商法は合法だと思う


鳥貴族vs鳥二郎 仁義なき商標の戦いの3つのポイント 焼き鳥屋対決の行方は?(BLOGOS)
「鳥二郎」のパクリ商法疑惑ー法整備をなんとかしなきゃあ(BLOGOS)

鳥貴族vs鳥二郎がニュースになっています。
簡単に説明すると、
焼き鳥屋チェーンの鳥貴族が、
その内装等のいわゆるトレードドレス(もしくは商品等表示)を模倣されたとして、
鳥二郎を訴えたというものです。

正直、看板は非類似に思いますが、
トレードドレスはパクったんだろうなと思います。
よく言えば、参考にしたというか・・・。

ただ、パクるのが悪いのかと言えば、
消費者を欺く(混同を期待する)意図でパクッたのでなければ、
違法行為(又は不正競争行為)とまではいかないと思います。

つまり、成功モデルを真似するというのは手法として一般的であり、
一方、成功者だけが自社モデルを独占できるとすると、
これは保護が行き過ぎであり、正当な競争の弊害になってしまうからです。

また、過去には、同様の訴訟として「一蘭vs康竜事件」というのがありまして、
結局、これも和解しているわけです。
(『ラーメン屋「一蘭」訴訟問題と知的財産法について』に詳しいのでぜひご覧下さい)

私の感覚では、
 ・内装やメニュー表示等を「商品等表示」と認めさせるのは難しい(ニュースで見る限り、鳥貴族のそれが特徴的なものとは思えない)
 ・看板については、両社が商標登録しており非類似である可能性が高い(ただし、鳥二郎側は異議申し立てを受けている)
というわけで、パクリはしたんでしょうが、
それが不正競争行為とはまではいかないと思います。

多分、今回も和解でオシマイでしょう。

【関連記事】
「サトウVS越後製菓の虚偽主張が酷い件」

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tag : 訴訟

ニュース-サトウVS越後製菓の虚偽主張が酷い件 (2015.04.16)

サトウVS越後製菓の虚偽主張が酷い件

平成24年(ワ)第12351号:平成27年4月10日判決言渡
「損害賠償等請求事件」
サトウVS越後製菓の切り餅第2事件ですが、佐藤食品の主張が全否定されています。
構成要件の充足性と、無効論についてはしょうがないとして、問題は先使用の抗弁です。

本件は前訴においても、虚偽の主張(証拠の偽造)が裁判官に著しい悪印象を与え、
それが訴訟の結果に大きく影響したとの見解がありました。
今回の判決を読む限り、佐藤食品に厳しい結果となったのは致し方ないかなぁと思えます。

佐藤食品は、遅くとも平成14年8月8日ないし同月26日の時点で本件特許出願に係る発明を完成させ、本件出願の際、現に日本国内において発明の実施である事業を行い、少なくとも発明の実施である事業の準備をしていた(先使用権を有する)と主張しました。
しかし、これが虚偽の主張(正確には信用できない主張)であるとして、
全否定されています・・・というよりも、判決文から裁判官のいら立ちが伝わってきそうな程です。

例えば、イトーヨーカ堂へ提案したプレゼンの提案書を保存していないのは著しく不自然である
とか、
イトーヨーカドーで販売されたものであるとする餅は、適切な保管がされて然るべきであるにもかかわらず管理状況も定かではなく,しかも,サイドスリットのないものを保管する方が合理的であると考えられるにもかかわらず,そのような事実が一切認められない
とか、
個包装に注意書きと図面を入れた理由が,「お客様が餅に切り込みが入っていることを不審に思うといけない」というのであるから,サイドスリットが図面に記載されていないならば,消費者は,サイドスリットが入っていることに疑念を抱くというべきであるところ,消費者からのそのようなクレームは存在していないから,実際は,個包装の中にサイドスリットが入った餅が入っていたとは考えられない
とか、
(サイドスリットを)中止した理由について,細菌が切り込みの部分に入るという衛生面の問題があった旨証言しているが,中止の理由が衛生面にあったとするならば大問題であり,消費者に注意を呼びかける等の処置を講じ,商品を回収するべきであるところ,そのような事実は一切存在せず,秘密裏に販売を中止したというのであれば,それこそ,食品製造会社としての責任を問われることになりかねないのであるから,口頭で了承を得たにとどまるとの証拠は到底信用することができない
とか、
被告の主張を前提とするならば,スリットを入れたことの効果が不十分な製品を,それと知りながら流通させていたことになる。そして,中止に至るまでの間,サイドスリットを中止しても所与の効果を達成することのできる改良が模索された旨の検討結果は一切提出されていないのは,極めて不自然というほかない。
とか、
「こんがりうまカット」にサイドスリットが入っていたとするならば,被告第2特許出願は自ら行った公然実施により無効理由を包含することになる。そもそも公然実施によって特許が新規性を欠如する点は,特許法の基礎的な知識であって,仮にも食品製造会社において特許出願を担当していた者がその点に思い至らないなどということはおよそ考えられない
 ↑いや、これは考えられるけどね。
などなど。

これはちょっと酷いね。
勝つのは無理だわ。

【関連記事】
「切り餅事件の第二戦が始まる」

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