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弁理士試験-外国語書面出願の分割について (2013.09.05)

外国語書面出願の分割について

外国語書面出願の分割について - 太陽王
2013/09/04 (Wed) 22:22:15
外国語書面出願の分割について質問です。

審査基準によると、原出願について補正ができる時・期間にする分割出願は原出願の最初の明細書等の範囲内で新たな出願とすることが可能とあります。
原出願が外国語書面出願の場合ですが、
①原出願の原文の範囲内で可能ということでしょうか?
②①がYesの場合、原文の範囲内であるけれど翻訳文の範囲内でない事項については、分割ではなく補正で復活させようとする場合は誤訳訂正書(と手数料)が必要になりますが、分割で復活させる場合には誤訳訂正書は必要ないということでしょうか?

以上、よろしくお願いします。


Re: 外国語書面出願の分割について - 管理人
2013/09/05 (Thu) 12:20:27
外国語書面出願の外国語書面の内容から分割可能で、誤訳訂正書は不要です。

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tag : 外国語書面出願の分割について 弁理士試験 特許

弁理士試験-カップヌードル事件について (2013.09.05)

カップヌードル事件について

カップヌードル事件について - 初学者
2013/09/02 (Mon) 22:59:32
カップヌードル事件において、最高裁は以下のように判断しています。

CUP及びNOODLEは、ローマ字を読むためのヌードルをあらわす商品名をあたかも商標のように表示して、
これを見る者をしてそのように読み取らせるものであり、かつ読み取ることは十分可能と見られるから、
いまだローマ字が模様に変化して文字本来の機能を失っているとはいえない。
だから、意匠の一部とは認められない。
要するにどんだけ文字のデザインを工夫しても文字として読める限り、意匠の一部とは認めません
ということですよね。


しかし、現在の意匠の審査基準では、文字の取り扱いについて

なお、物品に表された文字、標識は以下のように取り扱う。
(ⅰ)物品に表された文字、標識は、(ⅱ)に掲げるものを除き意匠を
構成するものとして扱う。
(ⅱ)物品に表された文字、標識のうち専ら情報伝達のためだけに使
用されているものは、模様と認められず意匠を構成しない。た
だし、図形中に表されていても削除を要しない。
例としては以下のとおり。
イ 新聞、書籍の文章部分
ロ 成分表示、使用説明などを普通の態様で表した文字

この審査基準だとカップヌードルの文字は意匠として認められそうな
気がします。あの特徴的なロゴは普通の態様とは違うのではないかと。

最高裁の判例と現在の審査基準で矛盾があるように思います。

意匠の文字はどのように取り扱われるか?のような問題が仮に出題されたときは
現在の審査基準に従えばいいのでしょうか?


Re: カップヌードル事件について - 管理人
2013/09/04 (Wed) 14:54:10
カップヌードル事件の高裁判決(昭和53(行ケ)30)では、
『文字であつても模様化が進み言語の伝達手段としての文字本来の機能を失なつているとみられるものは、模様としてその創作性を認める・・・CUPおよびNOODLEは、ローマ字を続むための普通の配列方法で配列されており、カップ入りのヌードル(麺の一種)をあらわす商品名をあたかも商標のように表示して、これを看る者をしてそのように読み取らせるものであり、かつ読み取ることは十分可能とみられるから、いまだローマ字が模様に変化して文字本来の機能を失つているとはいえない。したがつて、これを模様と認められる範囲のものとした審決の判断は誤まり』
と認定しています。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/76F28EA29E99A70249256A76002F8923.pdf

となると、特徴的なロゴ程度では普通の態様であらわした範疇に含まれるように思います(商標法とは異なる)。
簡単にいえば、現在でも商標的使用態様の文字は模様にならないのではないでしょうか。


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「彩色の省略」

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弁理士試験-全体意匠と部分意匠の利用 (2013.09.05)

全体意匠と部分意匠の利用

部分意匠と全体意匠について - 初学者
2013/09/02 (Mon) 22:36:39
意匠法について質問があります。

先願 甲さん 熱交換器の取り付け部分αに係る部分意匠権を所有 物品は熱交換器
後願 乙さん 熱交換器βの全体意匠権を所有 物品は熱交換器

乙さんの願書に添付した熱交換器の図は甲さんの願書に添付した図に記載された熱交換器の
点線部と実線部をすべて実線部にしたようなものだとします。

ここで、甲さんが熱交換器を製造販売したとします。その熱交換器は乙さんの全体意匠β
と同一なものでした。このとき、甲さんは自己の意匠を自由に実施できるのでしょうか?

それとも後願者乙さんの全体意匠権に抵触して、実施できないのでしょうか?
後願者乙さんは、甲さんの部分意匠を利用することになるから、26条で調整されて
実施できないというのはわかるのですが・・・

このような場合、甲さんが実施できないなら、部分意匠って何の意味があるのでしょうか?
他人の実施を防ぐだけで、自己の自由な実施を確保するには無力で部分意匠は
防衛を目的としたような位置づけなんでしょうか?


Re: 部分意匠と全体意匠について - 白服 URL
2013/09/02 (Mon) 23:53:57
こんにちは。白服です。

その場合、甲さんは自己の意匠を自由に実施することはできません。先願であるという理由で後願の意匠を実施できるわけではありませんので。

部分意匠の意匠権を取得する意味は、部分意匠の趣旨のとおりです。これは初学者さんもご存じのとおりでしょう。初学者さんの例では、甲さんが実施する意匠がたまたま乙さんの全体意匠と同一なので甲さんが実施できないだけです。全体として非類似な意匠であれば実施可能です。

この例では、甲さんは、出願戦略が稚拙でしたね。乙さんの全体意匠が登録になったということは、甲さんが破線で示した部分は、ありふれた形状ではなく、新規で創作非容易な形状であったということです。たいへんもったいないことです。

つまり、甲さんは、部分意匠の出願と同時に、全体意匠の出願もすべきでした。


Re: 部分意匠と全体意匠について - 管理人
2013/09/04 (Wed) 12:05:29
白福さん
回答へのご協力ありがとうございます。

さて、ご質問ですが、乙さんの意匠権に無効理由がないという前提でお答えします。

甲さんは、自己の意匠と同一又は類似の意匠を実施したとしても、後願意匠権を侵害しないと解されます。
言い換えると、意26条の趣旨である先願優位の原則により、甲さんには、自己の意匠権に基づく抗弁権が認められると考えられるからです。

但し、その他の部分によって全体の美感が大きく異なるような場合に、先願意匠権者が後願意匠を実施する場合、両意匠は非類似となり該抗弁権は否定されます。

で、根拠として判例があったような気がしたのですが見つかりませんでした。
代わりといってはなんですが、昭和 46年 (ワ) 9319号を挙げておきます。
http://isho.hanrei.jp/hanrei/ds/5174.html
以下の理由で、後願に係る意匠権に抵触する実用新案権に係る考案の実施を認めた事例です。

「本件意匠権と本件実用新案権とは抵触するものである・・・この場合、本件意匠権及び本件実用新案権は、それぞれ、意匠法第26条1項、実用新案法第17条の各規定によつて同規定の定める制限を受けることがあるのは格別、両権利の権利者は、互いに、他方の権利により制約されることなく自己の権利の実施をすることができ、したがつて、本件実用新案権の実施は、本件意匠権の存在にかかわらず、本件実用新案権に基づく権利の行使として許容される・・・けだし、実用新案権はその内容である考案を、意匠権はその登録意匠を、各独占・排他的に実施することができる権利であり、法上に特段の定めがないのにその権利の効力を制限することは実用新案権及び意匠権の本質に反するからである。・・・なお、本件登録意匠の意匠登録出願は本件実用新案権の登録出願の日の後である関係にあることは・・・明らかであるから、本件実用新案権及びその実施権者については、実用新案法第17条の規定の定める制限を受けることもないものである。」


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