ニュース-勝訴したフランク三浦が分かりやすく調子に乗ってる件 (2017.03.07)

勝訴したフランク三浦が分かりやすく調子に乗ってる件

既に多数報道されているように、
最高裁がフランク・ミュラー側の上告を退けたため、
商標登録の無効審決取消訴訟でフランク三浦側の勝訴が確定しました。
今後は、特許庁に舞台を戻し、維持決定されるものと思われます。
(再度無効もあり得ますが)

フランク三浦の勝訴確定 「フランク・ミュラー」と訴訟(日経電子版)

ところで、今回の勝訴を受けて、
フランク三浦公式‏ Twittterアカウントの【三浦一族】が、
分かりやすく調子に乗っています(そういうキャラ設定なのですが)‏

フランク三浦商標の裁判やけど最高裁に上告されとったんが今日最高裁判所が棄却したわ!
つまり完全勝利や!無敗伝説継続や!
フランク三浦を勝負所で着用したら勝てるってお前らネットで広めろ!受験、試験、その他何でもいけるって広めろ!
そして買え!
メディアでも取り上げろ!
』(Tweetから引用)
だそうです。

ただし、今回は、商標権の侵害が争われたわけではないので、
今後商標権の侵害訴訟となった場合には、使用態様などから商標権侵害が認められる可能性もゼロではありません。
(非混同が認定されたので、可能性は非常に低いですが)

この辺りを誤解して、「商標権侵害せず」等という報道も見られますが、正しくはないです。
また、不正競争行為の観点から、不法行為が認定される可能性もあります。

今後のフランク・ミュラー側の出方が注目されます。

【関連記事】
「「フランク三浦」はセーフ」

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ニュース-「マリカー」の商標登録が維持決定 (2017.03.01)

「マリカー」の商標登録が維持決定

先日任天堂に提訴された「株式会社マリカー」ですが、
実は、自動車の貸与などを指定役務とする、「マリカー」の商標権を所有しています。
提訴に先駆けて任天堂が異議申し立てをしていましたが、平成29年1月26日付けで維持決定となっていたようです。

公道カートのレンタルサービスに伴う当社知的財産の利用行為に対する訴訟提起について(任天堂)

ニュースリリースによると、訴訟の争点は、
①「マリカー」という標章をその会社名等として用いている点(不正競争行為)
②公道カートをレンタルする際に「マリオ」等のコスチュームを貸与している点(著作権侵害行為)
③コスチュームが写った画像や映像を当社の許諾を得ることなく宣伝・営業に利用している点(著作権侵害行為)
だと思われます。

このうち、①の不正競争行為については、「マリカー」が著名であることを要するところ、
本維持決定では、「マリカー」がゲームソフトウェアの商標として著名ではないと判断されています。
この点で、任天堂側には不利な判断といえるでしょう。

なお、「マリオ」に限って言えば、そのコスチュームは「赤帽子+赤シャツ+青オーバーオール」ですが、
これらはいずれもありふれた衣装であると思われます。
そのため、付けヒゲ+赤帽子に「M」マークなどをつけて、初めて創作性が認められるように思われます。
この点で、コスチュームの著作物に基づく権利侵害を争うのは不利な気がします。

仮に、人間まで含めて著作物の複製だと主張するにしても、公道走行の様子を撮影して公開する行為が、
複製権の侵害には当たらないように思います。
(当たるとするならば、コスプレをした利用者自身が複製者となる)
もっとも、カラオケ法理の元、マリカー社を利用主体と認定することも可能でしょうが・・・。

ところで、

それにしても、マリオカートの関連商標登録出願を見ると、任天堂が業を煮やすのも分かる気がします。
以下のように、商標ゴロにタカられている様子がよく分かるので。
マリオカート」/尾田久敏(商願2015-66477)
マリカー」/尾田久敏(商願2015-126481)
マリオカトゥ」/ドライブスーパーカー株式会社(商願2016-112687)
マリオンカート」/知財防衛株式会社(商願2016-115788)
マリオ」/森湧太(商願2016-115802)

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ニュース-『楽しく学べる「知財」入門』販売中 (2017.02.17)

『楽しく学べる「知財」入門』販売中

実は曖昧な「パクリと模倣の境界線」 知的財産権について解説(livedoor NEWS)

『すばらしき特殊特許の世界』で有名な、稲森健市(稲穂健市)氏の、『楽しく学べる「知財」入門』が販売中です。

今週末には購入してレビューしますが、
待望の新作と言うことでわくわくしています。

それにしても、2/15発売で、よくPPAPのネタを突っ込めましたね。
やっぱりスゴイ!

早速読ませて頂きました。
従来の作風を踏襲して、初心者でも飽きないテーマ(PPAPとか東京五輪エンブレム)で知財を解説している点、
特に一般人にかかわりが多い模倣の観点からの解説は中々に面白かったです。
知財初心者にはお勧めの一冊ですね。

強いて気になる点を挙げれば、著作権、特にファービーの項目では「応用美術」、特に「TRIPP TRAPP事件」に触れて欲しかったです。
知財高裁の判決であり、「高い創作性の有無の判断基準を、応用美術に一律に適用するのは相当ではない」旨を判示している点で注目されています。
私も同判決を支持しており、現在話題の「マリオカート(マリカー)」問題にも関連すると思います。

 

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